
消化器内科
消化器内科
当院の消化器内科では、食道、胃、十二指腸、大腸、直腸、小腸などの消化管と肝臓、胆のう、膵臓に関する疾患の診療、治療を専門的に行います。消化器は皮膚などと比べ、外側からは見えない疾患が中心となります。症状も多様なため、問診や症状に応じた診察を行い、必要に応じて血液検査、腹部超音波(エコー)検査、内視鏡検査、CT(造影)検査を用いて診断します。また、消化器分野の指定難病は難病指定医(消化器)による申請が可能で、医療費の助成が受けられることがあります。お気軽にご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもあります。
お腹の不調や気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれています。その理由は、肝臓の病気はある程度進行しないと症状が現れないことが多いからです。そのため、健康診断などで定期的に肝機能に異常がないか確認することはとても重要です。
また近年はアルコールによる脂肪肝炎とは別に、糖尿病や脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)などの生活習慣病との関連がある非アルコール性脂肪肝炎など、進行すると肝硬変となるような病気も多くなってきています。当院では血液検査のほか、腹部超音波(エコー)検査、CT(造影)検査、内視鏡検査などを適切に行い、専門的な検査、診断を行っています。健康診断などで肝機能の異常を指摘された方は、症状がなくても一度ご相談していただけたらと思います。また当院の肝臓内科では、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変などの専門的治療、肝硬変と肝臓がん、その合併症である食道・胃静脈瘤などの門脈圧亢進症の定期検査も行っています。B型肝炎、C型肝炎の検査や指定難病は肝臓専門医(難病指定医)による申請が可能で、医療費の助成が受けられることがあります。お気軽にご相談ください。なお、肝臓内科の診療は肝臓内科専門医である市村茂輝医師が行います。恐れ入りますが、外来担当医表でご確認の上ご来院ください。
肝臓病の初期には症状がないことがめずらしくありません。
早期発見、早期治療のために肝臓病のリスクをチェックして、当てはまる方は受診をおすすめします。
肝臓に関するお悩みなどもお気軽にご相談ください。
AST(GOT)
ALT(GPT)
LDH
γ-GTP(GGT)
ALP
総ビリルビン(T-bil)(直接ビリルビン、間接ビリルビン)
総タンパク(TP)
アルブミン(ALB)
HBs抗原
HCV抗体
腹部超音波検査・CT(造影)検査では肝臓の状態を画像にて診断します。
当院では消化器内視鏡専門医による胃内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。胃内視鏡は、オリンパス社製の高画質の経口内視鏡(GIF-H260)に加え、鼻からの挿入も可能な細径内視鏡(GIF-XP290N)も導入し、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。適応については医師とご相談ください。
また当院で使用する内視鏡や処置具は、日本消化器内視鏡学会が定めているガイドラインに準拠した消毒衛生管理を実施しておりますので、安心して検査を受けていただけます。
胃内視鏡検査とは一般に「胃カメラ」と呼ばれている検査のことで、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの上部消化管の病気を診断することができます。口や鼻から先端にCCDカメラが搭載された内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察できるため、胃部X線検査(胃バリウム検査)に比べて病変の発見に優れています。検査では必要に応じて、病理診断用の組織を採取をする(生検)ことも可能です。組織採取などがなければ、検査時間は5〜10分程度です。この短い時間でどれだけ精度の高い診断を行うかを大切にしています。
※当院では高崎市胃がん検診の内視鏡検査も行っています。対象の方は外来診療までお問い合わせください。
大腸内視鏡検査とは、一般に「大腸カメラ」と呼ばれている検査のことで、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から結腸・回盲部までの全大腸(一部小腸)を調べて、大腸ポリープ、大腸がん、腸の炎症性疾患の有無などを診断します。大腸がんの発症には、加齢、飲酒、喫煙、食事の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防につながることから、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが有効です。健診などで便潜血陽性になった方、日頃から便秘や下痢などの症状があり、腸に不安のある方はお気軽にご相談ください。当院は1人でも多くの方に大腸内視鏡検査を受けていただき、大腸疾患の早期発見と治療に貢献したいと考えています。