各種健康診断
各種健康診断
当院では人間ドック(三愛ドック)のほか、協会けんぽ(全国健康保険協会)の一般健康診断、労働安全衛生法で義務付けられている定期健康診断、特定業務従事者健康診断のほか、就職や転職の際の雇入時健康診断、特定健康診査、特殊健康診断(有機溶剤、特定化学物質、鉛、粉塵ほか)などの各種健康診断に対応しています。協会けんぽ以外の健康保険にご加入の方もお気軽にお問い合わせください。
年1回の定期健康診断です。診察や尿、血液を採取しての検査、胸や胃のレントゲン検査など約30項目の全般的な検査を行います。
当該年度において35歳から74歳の協会けんぽ被保険者
一般健診に加えてさらに検査項目を増やし、病気の早期発見や生活習慣改善などの健康管理に活かします。
一般健診を受診する方のうち、当該年度において40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳および70歳の方
事業者は常時雇用する労働者に対し、1年以内ごとに1回、医師による定期健康診断を行うことが労働安全衛生法により義務づけられています。
深夜業等の特定業務に従事する労働者には、6ヶ月以内ごとに1回、医師による健康診断を行うことが業務づけられています。
事業者は常時雇用する労働者を雇い入れるとき、医師による健康診断を実施することが義務づけられています。
生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、最初は症状がなくても心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。
特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目してこれらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただくことを目的とした健康診査です。
40歳から74歳の被保険者、被扶養者
事前にご予約の上、高崎市から送られてくる受診券と問診票、健康保険証をお持ちください。
受診券が届いてから、翌年の1月末日まで受診いただけます。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
問診、診察、身体測定、血液検査(血中脂質、肝機能、糖、腎機能)、血圧測定、検尿(蛋白、糖)を行います。
医師が必要と判断した場合、心電図、眼底、貧血の検査を行います。
75歳以上の群馬県後期高齢者医療保険加入者
(65歳以上で障害認定により後期高齢者医療制度に加入している方を含む)
※老人ホーム、介護施設等に入所している方は、医師により健康状態が把握できるため対象となりません。
事前にご予約の上、高崎市から送られてくる受診券と問診票、後期高齢者医療被保険者証をお持ちください。
受診券が届いてから、翌年の1月末日まで受診いただけます。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
当院では高崎市の以下の検診にも対応しています。
高崎市の「健康づくり受診券」に関するご質問、受けられる検診については高崎市のホームページ、または高崎市に直接ご確認ください。
血液検査を行い、ピロリ菌感染の有無を調べます。
20歳から39歳で、過去に高崎市のピロリ検診を受けていない方。
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
自宅で2日分の便をとり、便潜血検査をします。
40歳以上の方
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
胃内視鏡(胃カメラ)を口または鼻から挿入し、上部消化管(食道・胃・十二指腸)を直接観察します。
健康保険証を必ずご持参ください。
当日の体調や問診により、検査が受けられないことがあります。
40歳、45歳と50歳以上で前年度に高崎市の胃がん【内視鏡】検診を受けていない方
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
血液検査を行い、胃がんや胃・十二指腸潰瘍に関わるピロリ菌感染の有無を調べる検査です。
ピロリ菌の除菌治療後の方、胃切除後の方は正しい結果が得られない場合があります。
40歳、45歳と50歳以上で、平成29年度以降に高崎市の胃がん【リスク】検診を受けていない方
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
血液検査を行い、腫瘍マーカーPSA値の測定をします。
50歳以上の男性
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
血液検査を行い、B型肝炎、C型肝炎の感染の状況を調べます。
過去に肝炎ウイルス検査を受けたことのある方、過去にB型肝炎、C型肝炎の治療を受けたことのある方、現在治療中の方は対象外です。
40歳から75歳で過去に肝炎ウイルス検査を受けたことのない方
過去にB型肝炎、C型肝炎の治療を受けたことのある方、現在治療中の方は対象外です。
必ず事前にご予約の上、来院ください。
※詳細は受診券が届き次第、ご自身でご確認ください。
血液検査や尿検査には基準値が設定されており、検査結果が基準値から逸脱した場合、二次検査などをおすすめしています。
この基準値の設定は、大きく分けて二種類の方法で行われています。
1つ目は、日本糖尿病学会、日本動脈硬化学会、日本内科学会などの学会が提唱している基準です。これは「検査結果の望ましい範囲」を示しています。
2つ目は、一定の基準を満たす健康な方の約95%が入る範囲を基準値とするものです。
絶対基準のない検査項目については、この方法で基準値が決まり、検査の項目数はこちらが大多数です。この場合、検査結果が「望ましいかどうか」でなく「人並みと比較して高いか低いか」を示していることになります。そのため、「基準値からの逸脱」が直ちに「病的状態」とは限りません。
基準値と比較するだけでなく、個人の検査値の変化を経年的に観察していくことが重要です。
残念ながら現在のどのような検査にも、限界が存在します。
たとえ人間ドックで多種の検査を受けていただき、特に異常が見られなかった場合でも、「今回の検査で発見できるような異常は無かった」とは言えますが、「完全にどこにも病気がない」ことを保証するものではありません。
したがいまして、人間ドック受診後も体調の変化にはご注意いただき、自覚症状がある場合には医療機関を受診いただくようお願いいたします。