内視鏡検査
内視鏡検査
当院では消化器内視鏡専門医による胃内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。胃内視鏡は、オリンパス社製の高画質の経口内視鏡(GIF-H260)に加え、鼻からの挿入も可能な細径内視鏡(GIF-XP290N)も導入し、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。適応については医師とご相談ください。
また当院で使用する内視鏡や処置具は、日本消化器内視鏡学会が定めているガイドラインに準拠した消毒衛生管理を実施しておりますので、安心して検査を受けていただけます。
胃内視鏡検査とは一般に「胃カメラ」と呼ばれている検査のことで、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの上部消化管の病気を診断することができます。口や鼻から先端にCCDカメラが搭載された内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察できるため、胃部X線検査(胃バリウム検査)に比べて病変の発見に優れています。検査では必要に応じて、病理診断用の組織を採取をする(生検)ことも可能です。組織採取などがなければ、検査時間は5〜10分程度です。この短い時間でどれだけ精度の高い診断を行うかを大切にしています。
※当院では高崎市胃がん検診の内視鏡検査も行っています。対象の方は外来診療までお問い合わせください。
大腸内視鏡検査とは、一般に「大腸カメラ」と呼ばれている検査のことで、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から結腸・回盲部までの全大腸(一部小腸)を調べて、大腸ポリープ、大腸がん、腸の炎症性疾患の有無などを診断します。大腸がんの発症には、加齢、飲酒、喫煙、食事の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防につながることから、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが有効です。健診などで便潜血陽性になった方、日頃から便秘や下痢などの症状があり、腸に不安のある方はお気軽にご相談ください。当院は1人でも多くの方に大腸内視鏡検査を受けていただき、大腸疾患の早期発見と治療に貢献したいと考えています。